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1990年代初頭のポール・イリーブ、ジョルジュ・ルパープが描いたポール・ポワレの作品から、50年代のルネ・グリュオーの
クリスチャン・ディオールのドレス、80年代のアントニオ・ロペスのヴェルサーチのイラスト、若手の気鋭フランソワ・ベルトゥの
J.P.ゴルチェまで20世紀を代表するイラストレーター達35人が描き出すモードの世界をオリジナル作品約140点で紹介する展覧会。
各年代を代表するアーティストが表現力に富んだラインで描き出す作品群は、ファッションの変化や流れのみならず、時代の
トレンドや生活スタイルをも表現し今世紀のアート全体の方向性も反映している。今回展示されている全てのイラスト、グラフィック、
アクリル画、油絵はどれもアーティスト達が最も脂の乗った時期の貴重な原画で、ドイツ在住のVOLKER&INGRID ZAHM夫妻のコレクション。
これまでニューヨークF.I.T.校(1991)、サンディエゴ歴史美術館(1995)、ミュンヘン市立博物館(1995)、パリ市立パレ・ガリエラ美術館(1995)、
ロンドン・シンプソンギャラリー(1996)、マイアミ・バス美術館(1998)など世界各国を巡回。アジア地区初の展覧となった。
◆作品が出品されている38人の気鋭イラストレーター
アントニオ・ロペス、アンドレ・エドワルド・マルティ、エチエンヌ・ドリアン、エドワルド・グラシア・ベニト、エリック エルテ、
エンリコ・サケッティ、クリスチャン・ベラール、ゲルト・グリム、シャルル・マルタン、ジャック・ドゥマシィ、ジョルジュ・バルビエ、
ジョルジュ・ルパープ ジョー・ユーラー、スーザン・チアンチオーロ、セシル・ビートン、ソニア・デロネイ、デルマ、ナディア、
パトリック・アルル、ピエール・ブリソー、ピエール・ムルグ、ピエール・ルシュル、ピエール・ル・タン、ブラドレイ・ウォルカー・トムリン、
フランシス・マーシャル、フランソワ・ベルトゥ、ベルナール・ブロサック、ヘレン・ドライデン、ポール・イリーブ、マッツ・グスタフスン、
リビゼフスキルネ・グリュオー、ルネ・ブエ・ウイロメ、ルネ・ブーシュ、ルベン・アルテリオロレンツォ・マトゥティ
以上VOLKER&INGRID ZAHM夫妻所蔵
早川タケジ:東京展のみ特別出品
*東京展のチラシと図録に使われたのは1988年にVogue誌に掲載されたッマッツ・グスタフスンによるY.S.Lのデザイン画。