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1930年代から80年代までのオートクチュールと流れを、フランスのアーティスト、ルネ・グリュオーのファッション
イラストを通して紹介。グリュオーは14歳の時に作品を雑誌に出してからたちまち彼はオートクチュール界で売れっ子の
アーティストとなり、スキャパレリ、シャネル、バレンシアガ、ジャック・ファト、ピエール・バルマン等のトップ・クチ
ュリエと交流、モードデッサンを数多く手がける。40年代終わりには、「シルエット」「ヴォーグ」「マダム・フィガロ」
「ロフィシェル」などの世界中の著名なモード雑誌や表紙を飾るようになり、雑誌以外にも数多くの広告用イラストや、
クリスチャン・ディオールの香水「ミス ディオール」のイメージイラストで世界的に知られるようになる。さらには、
「ハーパス・バザー」誌の仕事やアート、ファッション、社交界のための雑誌「Flair」の特約アーティストになるなど、
モード界のみならずグラフィック・アート界でも確実に地位を築き上げていきます。そんな彼のオリジナル・イラスト
130点に加え、作品に描かれている衣装20点、香水瓶10点を一堂に集めた貴重な展覧会となりました。
額装されたオリジナル作品が木箱に厳重に梱包され到着。緊張感の中、スタッフによって130点分が開梱される。
「ハイファッション」の特集記事。特別インタビューに加え、彼のサロンや愛用品の数々、インテリアも写真で紹介。
そして、ハイファッションのために新しく描き下ろされた2点の作品も掲載された。(上段の2点)